イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

晩ご飯の時間には体力が落ちているもんだ(ご高齢)

10月 14 2012 | 人の身体と動作

せきが出ないむせはどう対処

朝食はパクパク。昼食もまあパクパク。晩ご飯はゲボッ、飲み込めずにドロリと吐き出してしまう。

なぜだろう? 考えれば原因はいろいろとあるだろうが、夜には体力が落ちているものだ〜と知ると、ふむ、ちょっと納得。腑に落ち、ほっとした。

* * * * * * * * 
数え102歳となったグンジョウアエンの祖母ばあこ。特別養護老人ホームへ入所して10年目。口からまだ食べられている。

介護保険制度での認定で要介護5 。脳梗塞による右片麻痺。立位は無理。しかし飲み込みは出来スプーンも持てる。 食事はスプーンにのせれば、肘を支点として、口まで運ぶことが出来るが、スタッフの介助時は全介助である。自力で食べさせるのは家族が行った時のみ週3回〜4回、ということは3/21(3食×7日)で、1/7。

食事の種類はミキサー食。施設の食事はなかなかナイスで美味に思う。

ばあこが食事を吐き出してしまう時は、なぜだろう?といつも疑問だらけだった。現在介護中の御家族もそうだと思うのだが、おそらく介護士さんや、介護援助で入っているヘルパーさんもそうじゃないかしらん?

調べて行くと、座り姿勢、食事の形態、飲み込みの身体の機能が弱っているか否か、など、様々な原因が考えられることがわかってきた。人によって大きく異なり、一般論だけでは対処出来ないことがわかったことだけでもめっけもの。多少は臨機応変に対応できるようになると、あまりむやみに焦らなくなった。

やっぱり知ることは大事である〜。(このブログに、 「なんでこんなに飲み込みにくいん?」とシリーズ化して、自分の学びと体験を連載させていただいたので、ご興味のある方はそちらを参照ください。タグで飲み込みについて検索してもらうと出てきます。)

* * * * * * * *

が。あまりにも基本的なことを忘れるコトがある。

「体力は夜になるに従って、落ちる。」

祖母を担当して下さっている、介護福祉士の主任さんのお話である。

夜になると、くたびれるのだ。

あらまあ、おやまあ。そうやんそうやん〜、私らだってそうやんねえ。

夜には体力が落ちている、それが当たり前〜。私達が飲み込みが出来なくなる位疲れているとすればよっぼどのことだから、そこまでイメージが出来ないのかもしれない。ばあこ(あるいは皆さんが介護してらっしゃるジジババ)は、それぐらい疲れているということだ。

それがわかると、晩ご飯時に食事介助に行った時、ばあこがあまり飲み込めなくても、焦ることはなくなった。102歳ばあこの体は、未知の世界なだけに、なかなかイメージするのが難しい。

大丈夫、そんなもんだ〜、。明日はまた食べられると思えるから〜。

イラストは、体力がなくなると、むせても咳が出なくなるばあこの図。近頃は、胸を軽く叩いたり、背中を叩いたりして対処し、しばらくすると治まっているが、本当に治まっているのかなあと今だに悩みながらの介助である。

【群青亜鉛(ぐんじょうあえん):介護イラストレーター】
ウェブマガジン介護ライブラリにて「自宅で介護お助けヒント集」月いち連載中こちら
103歳特養ホーム入所中祖母ばあこをトキドキ通い介護中。(2014年4月現在)


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

Posted by | no comments for now

にほんブログ村 介護ブログへ人気ブログランキングへ

Comments RSS

コメントはココ


*送信前にお読みください。
初めての方の投稿は「管理人の確認後に表示されます」のでご注意ください。返信等は、普段このコメント欄に書き込みします。メールの返信をご希望の方は、その旨お書き添えください。