イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

「こんなん介護してられへんわ」とベッド上に放り出された経験

9月 08 2012 | 高齢者介護施設

身体介助_gunjoaen

さて。人の記憶は曖昧で、よほどでないと、忘れるものと思われる。

ばあこは以前ショートステイで使っていた特養で、職員さんから、タイトルのような事があった。しかし、介護中心者の母上はほとんど忘れていた。(現在入所している特養とは別の施設です)

その頃はばあこも、どうにか話が出来ていたので、
うん?へ?どうしたん?え?ほんで?はあ、そんなことがあったのか〜、と相づちを打ちながらだとゆっくりと話す事ができた。そして、冒頭のような荒っぽい介助のことをこんな事があった、とわたしに話していた。

でも内容があまりにもハテナな内容だと、聞いたその時はほんまかいなと思ってしまうのである。介護なさっておられる御家族の方々、そんなことありませんか?

もっとちゃんと落ち着いて話を聞いてあげておればなあ、、、とばあこがしゃべられなくなった今になって、しみじみ思ってしまうのだが。

そのころは、マンツーマンの身体介助である。右片麻痺のばあこは、足が棒のようなので、移動介助といっても、足を払いながら移動させる感じ、あるいは、体重移動で右左を交代交代で出させるような移動介助。(イラストは、グンジョウがばあこをトイレ介助するの図)

棒のようなばあこの足との共存はなかなか難しい。癖のある体に対応していれば、介助者も腰を痛める。気持ちに余裕がなくなり、家族も多少ヒステリックになる。だから、職員さんの気持ちもわかる、と思ってしまうわけだ。でもなあ、それはいくらなんでもと、思うのだが、渦中にいると、冷静に考えればおかしいと思う事も、疲れなどであれこれ揺れて、正常な判断が出来なくなる。

そんな経験があるからよけいに、介護技術の向上はもちろん、身体介護だけに留まるのでなく、施設には便利な福祉用具(スライディングボードなど)や、介護リフトも取り入れてもらいたいと思うのだ。(もっと基本的なところを見直す事も必要か。)

少々話が飛びすぎかしら。いんやの経費の問題もあるだろうが、職員さんの身体を守ることは大事だ。使い捨てになんて決してしてはいかんよう〜、と切に思うのだ〜。


gunjoaen
【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター

《追記2014年9月》
103歳特養ホーム入所中 祖母ばあこをトキドキ通い介護中。カイゴのつれづれを、家族介護者の視点から、えっちらおっちらウェブにて発信17年目。
ウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて:「自宅で介護お助けヒント集」月いち連載中こちら

やっぱり介護には笑いが必要!


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