事故が起こった時の責任は?入所者のご家族が持病を隠して入浴介助 2
前々回の記事、入所者のご家族が持病を隠して入浴介助。事故が起こった時の責任は?
こんな場合はどうなるのかなあ〜?と疑問に思うところを例をあげて書込みました。すると、いつもコメントを下さる、特養で勤務なさっていたポコままさんより、直接メールを頂きましたので、許可を頂いた上で記載致します。
>>ブログの記事で驚き、書込みます。念のため、以前勤務していた特養のケアマネにも電話で話を聞いてみました。
施設で ご家族の入浴介助のことですが、個室内で足浴や手浴をされたり 清拭されることも スタッフに声をかけてからですし、入浴を嫌われるご入居者さまに ご家族がお風呂場へ一緒について来てくださる協力を頂いても、必ず担当職員が介助に入ります。
万が一 施設が許可出し 事故が発生したら 施設の責任が問われます。
入浴日以外の入浴希望に関しては ケアマネとの相談があり、費用負担という問題は 私自身の経験上は 発生していません。
特養は最低週2回がルールで 人員やその方の状態で3回以上の方もありました。施設でのご家族による入浴は 事故発生率高いお風呂場ですので大変です。圧迫骨折をなさっている方が介助されるのは、再発する可能性もあり、気持ち張りつめ、想像するだけで怖い気が致します。もし、現実にある出来事ならば、信じられないような内容だと思います。
お風呂で 1、2分目を離せば、高齢の方は水死してしまう可能性があるそうです。自立度が高い方でも、職員さんが危険の無い様に必ず見守りをするとのこと。少しでもその場を離れなければならないときは、別のスタッフに必ず声をかけてから離れる、というのはあたりまえのことなのだそうです。
◎ルールを守った上での事故は、施設の責任。
◎ルールを守らなかった場合の事故は、職員個人の責任。(たとえば、2人職員が付き添うことになっているのに1人で入浴介助した場合)
皆様の施設ではどんなきまりでしょうか?
一見介護家族が元気そうで、明るく、シャキッ!!とされていると、持病を持っている事はわかりませんよね。ポコままさん、貴重なご意見ありがとうございました。
【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター 】
《追記2014年9月》
103歳特養ホーム入所中 祖母ばあこをトキドキ通い介護中。カイゴのつれづれを、家族介護者の視点から、えっちらおっちらウェブにて発信17年目。
ウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて:「自宅で介護お助けヒント集」連載中>こちら