イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

事故が起こった時の責任は?入所者のご家族が持病を隠して入浴介助1

8月 21 2012 | 人の身体と動作

お風呂介助

これは、介護施設で働く方や、経営する側の方にも読んで頂きたいと思う次第です。病気がちなご家族(例えば:圧迫骨折していて、治りかけの人)が、持病を伏せて、入所している人のお風呂介助をした場合の危なさとは、、、。

お風呂介助は、元気な人がやっても危なっかしいものだと思います。阪神大震災前後のえらく前の事ですが、どうにか立位が保てるばあこを1人で入れるのは無理で、ヘルパーさんと2人での入浴介助でしたが、毎回ひやりとする事があり、自分の体力がとんでもなく消耗した覚えがあります。(まあ、でもその頃はワタクシまだ20代〜♪うぃですわ♪)

ケアハウスはもちろん、特養でも、入所者がスタッフさんに入れてもらうお風呂の日数は決まっています。それより多く入浴したい場合は、お金がかかりますよね。費用をかけたくない場合は、必然的に家族が介助するようになると思うのです。

うちの101歳ばあこは特養に入所して10年で、特殊浴槽での入浴の為、介助を家族がする事は一度も考えた事がありません。

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ですが例えば要介護度1で、歩けて元気(とはいえ、軽度の認知症状あり)な方の場合でしたら、家族介助も充分可能です。そんな場合の危なっかしさを、素人ながら考えてみました。

今回は、介助する側のご家族が実は、”約2年位前に圧迫骨折をして、ようやく治りかけの方”とします。”骨折し、まだ完治していない人が、介助をする” 訳であります。 老老介護の現実をよく耳にしますので、もしかすると、これを読んで下さっている方の中に同じ様な例があるかもしれません。

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もしもケアハウス(あるいは特養等)で、お風呂介助をしていて何かがあったとき、親類家族の介助時に起こったことですからおそらく施設の責任にはならない様に思えるのですがどうかしら?

このあたり、誰の責任になるのかしらん〜?
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何かがあったときの何かと言うのは、、、。

1.バさまと介助者の2人共が転倒等して、頭を強打、怪我、骨折等をする。
2.バさまだけが同様に転倒等する。
3.介助されるバさまでなく、入浴介助をする側のご家族が再び圧迫骨折を起こすなど、あるいは転倒をして骨折等をする。こちらの可能性の方が高い様に思える。

では、もし、それが起こってしまった時は、誰が責任を持つことになるのかしらん〜????心配し過ぎですか?こんなことって、どこかで起こった事はないのかしら?
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“自分が骨折していて、人のお世話どころじゃないのに、お風呂介助(身体介助)をやった本人が悪い ” 。むむ?よかれと思ってお風呂介助をした言い出しっぺの家族の責任にもなりかねません〜。(家族間でもめ事の火種に?)

お風呂介助は中腰でのヘルプが多く、想像以上に重労働です。軽くシャワーだけでも、と言うても、実は簡単ではないのは皆さんご承知の通り。

汗っかきのジジババの場合、やっぱり入れたげなかわいそうやんねえ、と思い、面会に行った都度お風呂に入れてあげているご家族もおられるとは思いますが、無理をおしての介助はどうなんでしょう?絶対にあきまへん。とワタシは思います。

お風呂介助は溺れた人を助けるときの様な危なっかしい面がある気がするのです。こけそうになった人は、やみくもに手を伸ばして何かを掴もうとしますから、カラダをつかまれ、それで脚を滑らせてしまう場合もある。

ご本人でなく、介助する側の怪我の方が大変です。日常の仕事が出来なくなり、体がまた動かなくなる可能性もある。細く長く気軽に続けられる方法は?体を拭くだけで我慢してもらう等の方法もあります。

健康に不安を抱える人が、お風呂の介助を引き受けてしまうと言う事は、そんなリスク、事故を起こす危険が大きいことを、充分頭に置いていただけたらと思うのです。

そして、施設側も、家族が入浴介助を買って出た場合、その方の体調等が本当に大丈夫かどうか、しっかりと確認をして頂きたいなあ〜と思う次第です。 2.に続きます。



gunjoaen

【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター 】

《追記2014年9月》
103歳特養ホーム入所中 祖母ばあこをトキドキ通い介護中。カイゴのつれづれを、家族介護者の視点から、えっちらおっちらウェブにて発信17年目。
ウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて:「自宅で介護お助けヒント集」連載中こちら

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介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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