イラストレーター群青亜鉛が発信する、101歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

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ようこそ群青亜鉛の「介護の工夫」ブログへ
孫による いっちょかみ介護・101歳ばあちゃんへの介護いろいろ。明・楽・シビアなイラストエッセイ。身体を守る介護福祉器具〜人の動作〜コミュニケーション〜介護家族会〜などなど。
本編『 群青亜鉛のばあちゃん介護 』(’97〜’08年)も併せてご覧下さい。
掲載のイラスト・文書等の無断転載・複製はご遠慮下さい。


刻み食&とろみのついた食。飲み込んだ後の違いは何〜?

5月 19 2012 | 介護全般 | コメントはココから |

刻み食ととろみ食の飲み込んだ後の想像図

「刻み食はねぇ〜、誤嚥しやすいのよね。」

祖母、誤嚥性肺炎により入院し、状態よくなり元の特養に戻れ、食事時に看護師さんがおっしゃった。わたしの目は点になった。

えっ?そうだったのか。もっと早くに知っていたら刻み食を一生懸命食べさせたりしなかった。知らされないというのは罪ではないか。

ちょうど一年半前である。その頃の祖母は100歳まであと4ヶ月の端境期で祖母が死ぬか生きるかも端境期。胸のカラータイマーは光っぱなしであったがどうにか乗り越え現在101歳、元気にしている。

逆算すれば祖母のミキサー食歴は1年半か。ミキサー食とは介護食で読んで時のごとくミキサーにかけた食事である。適度にとろみをつけると飲み込み易く、むせにくいので飲み込みが難しくなった人にぴったりの食事なのだ。

2012年5月19日現在では、刻み食はむせやすい、は介護の現場の常識であろうが、私ら家族は刻み食を疑う事なく長年を過ごして来てしまった。飲み込みを学べばすぐわかることなのに。

ない頭で飲み込みを理解するのはなかなか小難しい。で、こんな想像図を描いてみた。きざみくん(水分くん)ととろみ君の対比である。(イラスト図)

向かって左は刻みやお水。
このお子達は騒がしく、動きたがりである。器官を通り抜ける間も、跳んだり跳ねたりじっとしていない。新しいもの好きなので、ピチャッと跳ねて、破片やしぶきとなり気管に入る事もある。むせの原因でありますゲホゴホ。例えば脱水症状のジジババにいきなりそのままの水はNGである。と・ろ・み、是非覚えておいて欲しい。

イラストの向かって右は、とろみをつけた食事の場合。 
器官にそってどろりんどろりん伝って行きます。このとき粘度がありすぎるとおもちの状態となり喉が詰まりますのでご注意下さい。

あくまでも想像図です。食道の形状等異なります。専門家の方からはおそらく突っ込みがはいると思うのですが、私はこんなイメージで理解した為、食事介助でむせる家族に日々悩み、泣きそうな方々のご理解の助けになれば。

食道を食物が伝って行くのはあくまでも蠕動運動です引力ではありません。逆立ちをして飲んでも、胃に向かって降りて行きます。(嚥下に問題のある方は、特に逆立ち飲食はご注意下さいませ。)

【群青亜鉛(ぐんじょうあえん)/イラストレーター】

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散髪した髪が、耳の穴に沢山入ったままは悲しい

5月 17 2012 | 介護施設・病院 | コメントはココから |

髪切り中、ばあ

特養に美容師さんが来て髪を切ってくれる

特別養護老人ホームでは、月一回、業者さんが来てくれて、ばあちゃんの髪をカットしてくれている。確か訪問理容というものだ。

カットしてくれて嬉しいのは嬉しいのだが、麻痺で傾くばあちゃんの上側の耳にはその後たくさんの切った髪が入ったままになっている。 じょうごの状態である。それを毎月綿棒や耳かきやガムテープを駆使して取るのはなんだか悲しい。

ティッシュで蓋でもしてくれたら入らんのだが。今度は絶対言うぞ言わんとなっ、と思いながら、いい損ねて年月が経っている。(あほである。)

これはボランティアなのかな?ボランティアならあんまり強く言えないよなぁと思っていたら、有料のカットなのだそう。とはいえ安価である。2,000円だったかな。

1度ばあちゃんの後ろから髪を切る様子を見させてもらった事があるのだが、なんだかあちこち気になって、いかんいかん重箱の隅つつきおばさんになってしまう〜苦苦苦と思い、カットが終えると同時に早々に、くつろぐ場所食堂へと引き上げた。

耳の穴に髪が入るのは元気な人でも気持ちが悪い。上を向いた健側(麻痺側でない方)のばあちゃんの耳の穴はやけに大きく、髪が入るのもわからんでもない。しかしながら短く切った髪が、毎月何十本も入っているのを見るのは残念である。

さて、それよりも。仕事を見せて頂きながら感じた事があった。

「バサバサ髪を切るだけだったら、誰にでも出来るのよね〜。ああ、せっかくのひとときだからもっと話しかけて欲しいなあ〜。天気の事でもなんでもあたりさわりのないことで十分なのよ。入所者はずっと施設の中にいるから単一になりがちな毎日に、いつも聞くのとは違う声で、刺激を与えてほしいわ〜♪」

施設のスタッフさんは、仕事で慌ただしくされているので入所者さんにそんなに話しかけている間がない。ゆっくりと髪を切ってもらう時間だけでも、何かを話しかけ貰えたら嬉しいなあと思う。髪を整える技術だけでなく、コミュニケーションの達人でもあるだろうなあ、と勝手に理容師さんに対して思うのである。

決心。次こそ言おうっと。

(群青亜鉛:ぐんじょうあえん:illutrator)

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とろみ食品(とろみを加える粉)は、大きく分けて2種類ある

5月 15 2012 | 介護全般 | コメントはココから |

とろみ食品

とろみを加える粉には2通り

ああ、そうか〜しまった、これまた一概に言えないのであるなとまた考えさせられた。とろみ食品に関して。

昨日早速ドラッグストアで探すと4商品程も置いてあったので、「ほら〜こんなに置いてあるじゃん♪なんであのスーパーには一種類しか置いてないのよう〜」と鬼の首をとったみたいに一瞬誇らしげに思ったが、その表示をじっくり見て、あぁそれでか〜と頷いた。 (イラスト参照)

そのドラッグストアに置いてあるきれいなパッケージには、どれも「食品添加物」とあった。
名称:増粘剤製剤(とろみ調整食品)(イラスト右図)

原材料名を見てみよう。

原材料名:デキストリン、キサンタンガム、カラギナン、乳酸カルシウム、クエン酸ナトリウム、等。
これはキムチの表示によく記されているもののように思う。いつも添加物の出来るだけ少ないキムチを買おうとして、なかなかなく、がっかり諦める時のキブンに、今のわたしの気持ちは似ている。

外食では食事に何が入っているかわからないから、家ではせめて添加物の少ないものをと思っている方は多いと思うのだ。それはきっと、このとろみにも言えるのではないだろうか。

添加物なしの方の表示を見てみよう。
品名: 顆粒片栗粉
原材料:馬鈴薯澱粉(遺伝子組換えでない)(イラスト左図)

エコ派はおそらく添加物はいっさい使われていないばれいしょ澱粉100%のものを使う。おそらく安心をうたうスーパーマーケット(先日群青が行ったところ)では、馬鈴薯澱粉100%のものだけで、このドラッグストアに沢山種類のある食品添加物のとろみ調整剤は置いてないであろう。


そうだなあ赤ちゃんの離乳食としてはきっとばれいしょ澱粉100%を使うだろうなあ。ジジババにはどうかな。在宅で介護する時はやはり、馬鈴薯澱粉100%かな。施設に入所したら?そこからは、もう施設の方針におまかせだなあ。

先日も言った様に、現在どんどん開発されているのは、(匂いがなく、だまになりにくい)最初に挙げた食品添加物の方のようである。

どちらを選ぶかは、その家の方針次第。食べ比べてみて、使ってみた人の話を聞いて、判断するのがいいですね。ああいかんいかん、一概には言えないのね。いろいろ調べてみた上で、判断しないとね。
(群青亜鉛:ぐんじょうあえん:illutrator)

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意外と知らない〜汁物を飲んで、むせる人への対策

5月 13 2012 | 人の身体と動作 | コメントはココから |


介護食用とろみ剤(とろみ調整剤)なるもの

4回連続で、飲み込みに関する内容を。本日は祖母の介助に行って、えっ?と驚いてしまったので記します。

「このごろよくむせるのよ〜。むせて咳が出来るのは元気な証拠っていってるんだけどね。」とちょっと気になる様子を見せた、身内を介護中の叔母。

”あれっ?昔ばあちゃんを一緒に看ていたから、とろみをつけたらいいって覚えてるんじゃないの?” と一瞬驚いたのだが、そうか最初はばあちゃんも、食事にとろみなんてつけていなかった。約20年も前だもの。

「ちょっととろみをつけたらいいんよ〜。」とばあちゃんの食事介助は母にまかせ、話す。
「とろみ調整剤(とろみ調整食品)って、粉になってるやつで、スーパーや、ドラッグストアにも置いてあると思う。片栗粉とかと一緒に。ちょっと注意して探してみて〜。」

介護の世界では、むせには、とろみ!とツーカーの様にわかるのだが、案外知られていないのだなあ、、、と言っても群青がこのとろみ加減の大切さがわかったのも、ここ一年半位の事。健康な人は意識しないことですもんね。

元気な人が、ちょっと身体が動かし難くなって衰えが見え出してしばらく経っての通過点の頃。むせが到来する。
むせて咳が出来るのは元気な証拠なのだけれど、咳をすることで体力が消耗してしまうのがとてももったいない。そのあと食べ続けるのがしんどくなるからだ。出来ればむせないのが一番だ。

とろみ、と言われると、片栗粉、熱を加えないと、とイメージするが、今は温度に関係なく、冷たい牛乳やお茶に混ぜてもとろみが付く粉があるのです。むせにくいとろみの具合は人それぞれ異なるのだが、それは個々の反応を見ながら対応して頂きたい。

で。祖母の介助へ行った帰りに全国展開されているスーパーに行ってみた。驚いた、店には未だに馬鈴薯でんぷんのみを原料としているものしか置いていない。15年ぐらい前から変わってないやん?いや、健康志向?

実はとろみ調整剤の競合品はものすごく沢山あるのです。品質もどんどんよくなっています。ダマにならないように、変なにおいがしないように。もっと、売り場に説明書とか分る様に置いたらいいのに〜。飲み込みに苦戦している人は多いと思うのよね、スーパーマーケットさんの食品売り場のバイヤーさんも、飲み込みに注意しなくっちゃ〜だめだめよ〜。

介護している人が、介護用品売り場に行くだろうと考えるのは業界人の傲慢で、普通のお店にこそ、解説書や商品がいると思うのよね。どうかしら?(つづく)
(群青亜鉛:ぐんじょうあえん:illutrator)

☆群青*介護Blog☆関連記事 も少し詳しく、とろみ調整剤のお話。
なんで上手く飲み込めないん?その13(支援物資、介護食用とろみ材なるもの)

☆参考ウェブ記事☆
MSN産経ニュース
要介護者8割「食事中むせた」

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今も続けていますか?飲み込みの体操「パンダのたからもの」

5月 12 2012 | 人の身体と動作 | コメントはココから |

ほれ、ばあちゃんやってみ〜 ”あっかんべー!!!”

今日は介護職の方にも聞いてみたい。

健康な時は殆ど意識しない舌の動き。飲み込みがしにくくなって初めて「舌」のありがたさを痛感するのですが、この「パンダのたからもの」とは、口腔と舌の体操の名称なのだそう。このまま発声すると、まんま準備運動になります。

厚生労働省 推奨の嚥下(えんげ=飲み込み)体操「パンダのたからもの」。以下まずは簡単に食べ物を飲み込むまでの身体の動きを記してみます。

私たちがスムーズに飲み込めるには、舌や口の動きが重要で、口に入れた食事を舌は唾液とうまく混ぜ合わせ、飲み込みやすい塊にしてくれます(食塊)。そして喉の奥まで、波の上でサーフィンをするように運んでくれて、ごっくんと飲み込まれ食道に至るという訳で、飲み込みまでにかなり複雑な動きをしているのです。


この「パンダのたからもの」のフレーズを知った半年前は簡潔さに驚きました。この短い言葉に、飲み込みに大切な運動がすべて含まれているのだもの。ですがその後、101歳のばあちゃんに言わせているか?というと、答えはNoであります。

なぜでしょうか?

発声してもらう音が、唐突で、いきなりすぎる感じがするのです。 

ばあちゃんの食事介助をする時は、発声練習は必ずするようにしている。その日の口の調子をみて、舌が動きにくそうだと思ったら、ラリルレロ〜を言わせたり、あかんべーをさせたり。

上顎に舌がつきにくそうだな、と思ったら、タチツテト、や、ナニヌネノ。

喉の奥が気になったら、カキクケコ。

唇の締まりが悪そうだなあ、と思ったら、パピプペポ、や、マミムメモ。

鈍くなっている動きやその周辺の音も一緒に言わせながら、スムーズに導くようにしている。そのためか「パンダのたからもの」には行き着かず、使う事がない。

極めつけは、子どもっぽ過ぎてばあちゃんに言わせるのは気が引けるという理由。自分で言うのもちょと恥ずかしい。アイウエオや、舌をあかんべーと出す方が気にせず出来る。

妙齢のジジババには、子供扱いすんな!と突っ込まれそうである。 まじめにやって下さっているとすれば、「しゃーない付き合ったるか、職員さん困るやろしなっ。」と演技されているに違いないと想像するがどうだろう?

介護する側の人が笑顔体操がてら、短時間で声を出せるようにするのにぴったりと思うのですが♪ そこまで考えてつきあってくれてはるかどうかは謎であります。皆さんはどうですか?

(群青亜鉛:ぐんじょうあえん:illutrator)

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同じ献立でもミキサー食(介護食)にすると凄い量に

5月 10 2012 | 人の身体と動作 | コメントはココから |

介護食つぶつぶザラザラは嫌よ

ミキサー食でもつぶつぶ、ザラザラが残っている事もある


ミキサー食とはなんぞや? 食事をミキサーにかけたものである。多少とろみを加えたりして、飲み込み易くするのである。高齢者で飲み込みに障がいが出てくると、こちらミキサー食の出番になる。初めて聞く方も頭の片隅にでも置いておいていただけたら。

細かい解説は抜きであります。専門家からするとちゃう!とご指摘あるかと思いますがお許しを。大雑把っぱでなんとな〜くわかるというのが今回のテーマです。

101歳の祖母が特別養護老人ホームで食するのは、ポタージュよりもっととろみがある、柔らかめマヨネーズ位のミキサー食だ。

体が衰え飲み込みにくくなった家族に対し、「噛む事で頭がはっきりしてきて、また元気になるって言うやん。元気が戻って欲しい!嫌よ、ミキサー食にするなんて!」と思うのが身内の常なのだが、口に入れた食事は引力で自然に落ちて胃に辿り着くものではない。

身体の力、それぞれの器官の力である。動かない歯、動かない舌、動かない喉、動かない食道では、無理矢理食事を入れられると、気管に入り、ゲホゴホゼイゼイ誤嚥となり、ひどくなると窒息する。肺炎にもなったりする。

そうなのだ。口の中では舌が、口腔が、自主的(?)に動き食べ物を喉に導く。そして自分の意志でゴックンするのである。食道に入ったら蠕動運動により、胃のほうに食べたものを送リ出す。これは脳からの指令らしく、意志とは関係がないそうだ。

その食事は塊(食塊)となって、食道では壁をつたいながら絞り送られる様に降りて行くそうだが、その塊の形態にはいろいろある。

1.ただの液体これは、パシャパシャで、水分が跳ね、肺に入ったりして実は衰えた身体には大事となるのだ。これは案外知られていない。とろみが欲しい〜。

2.刻み食こいつはツブツブが “ぴっ!” とはねて気管に入ったりして、実は誤嚥しやすいらしい。これが今の常識の様で、刻み食にこだわり過ぎるととんでもない事になる。

3.ミキサー食こちらは、ドロリんちょ、跳ねもせず、うまく食道にフィットしながら運ばれるのだそうだ。とろみ具合にもよりますが。(群青の勝手な解釈にて、興味のある方はお調べ頂けると幸いです。)
◯◯◯◯
特養で出して頂くそのミキサー食。毎回味見をするのだが結構おいしい。マイナス点があるとすれば、原型をとどめないため、何の食事かわからなくなることだ。しかしながら色は美しく、こんなものは自宅では作れんと思ってしまう。(イラスト参照)

さて。あまり問題なさそうなミキサー食だが、通常の食事をミキサーにすると、実は量がものすご〜く多くなるのだ。ということは、ジジババは食べるのにくたびれ果て、食事が拷問と化してしまう、という事にもなりかねず。

祖母入所する特別養護老人ホームでは、必要なカロリーの7割?(うろ覚えです。)位にして、あとは高カロリーの補助食(コップに入って出てきます。)で補充する。という対策を取っていたのが昨年まで。近頃は補助食なし。しかし、計算されている食事であるので、施設におまかせしている。

だが、いずれは食べられなくなる時が来るのだろう。その時までは、家族が行った時は自力で食べてもらう事にして、身体の衰えを受け止めていかんとね。 安らかな時を迎えるためにも、身内にこそ、心積もりが必要だと思うのだ。
(群青亜鉛:ぐんじょうあえん:Illustrator)

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刻み食でもミキサー食でもない ソフト食なるもの

5月 08 2012 | 介護の工夫 | コメントはココから |

ソフト食を初めて食す

介護者の会で調理勉強会_ソフト食を食べる

昨年の残暑まだ暑い頃、病院の管理栄養士さんに「食べる喜びは元気の源」というお題で高齢者向きの調理のお話をうかがう機会があった。グンジョウの入会する高齢者介護者の会の定例会に講師として来て頂いたのである。

身体が健康な時はほとんど意識することのない料理の調理具合。グンジョウは特に大雑把(夫に言わせると無神経)で舌触りや飲み込みにくさ等ほとんど意識せずに食べていた。(食べられていたというべきか)

人と食事で御一緒し、”ぽろぽろで食べ難い”とか、”ぱさぱさで飲み込み難い” 等の感想が聞かれても繊細なのねと思う位で、飲み込み難い人に対しての配慮というものが無かった。けれど12年前頃か、祖母の飲み込みに不具合が出て来た頃から少しは気になる様になった。
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さて、その調理勉強会に話をもどそう。

その日は、食べ易く、不足しがちな栄養が補える簡単な調理方法を教えて頂くと同時に、市販栄養補助食品や施設嚥下食の最新情報 も聞かせて下さった。その一つがソフト食というもの。

たとえば、見た目はしゃけそのもの、筑前煮そのものなのだが、食べると舌でも押しつぶせるぐらいの柔らかさ。全てが歯で噛まずに飲み込め、新食感である。これは、今までのむせやすい刻み食とも、見た目の悪いミキサー食とも違う、味も見た目もよい高齢者にやさしい食事とのこと。高齢者を意識した、むせにくい食事の開発は目覚ましく進歩している様子。

先日大阪で開催されていた、総合福祉機器展 バリアフリー展でも介護食がとても豊富に出されていたそう。祖母の入所する施設長さんから聞いた話では、今年は試食がたくさんあったんですよ♪とのこと。 そういえば、あちこちに行列が出来ていた。「管理栄養士さんも一緒だったので、あちこち並んでお腹一杯食べちゃいました♪費用の兼ね合いもありますが、施設でもいろいろと取り入れて行きたいと思っているんです。」と明るくお話されていた。(つづく)
(群青亜鉛:ぐんじょうあえん:illustrator)

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認知症介護者の会・薬の微調整や副作用に関して

5月 05 2012 | 介護者の会・介護家族会 | コメントはココから |

介護者の会

介護者家族会_交流会

先日「認知症介護者の会」の総会と交流会に出席してきた。読んで時のごとく、”認知症者を介護している介護者の会”。グンジョウの地元の社会福祉協議会が運営協力する会だ。祖母も高齢化に伴う軽度の認知症、学びのために入会している。

同様に、グンジョウが世話人をさせて頂いている会に「高齢者介護者の会」がある。こちらは ”高齢者を介護する介護者の会”。どちらも在宅で介護真っ最中の方、既に卒業された方、遠距離介護の方、施設に預けている方など、様々な方が入会されているのが特徴だ。

いざの時力になるかもしれないので、こんな会が世の中にはあることを頭の片隅に置いていただけたらと思う。
○○○○○
さて、話を戻そう。先日の「認知症介護者の会」。第一部の総会は滞りなく済み、第二部は会員同士の交流会である。

様々な会員の近況が話され、話題はどんどん広がって行く。介護歴に応じてまんべんなく情報が往来し、とてもバランスがいい感じ。世話人の方が会員の方の状況をよく知っていらして、話を振るのが絶妙に巧いのだ。

ここでいつも話題に上り、会員の皆さんが熱く語られるのが、認知症の方に対して、薬の微調整を根気良くし続けてくださるお医者様が殆どいない、という現実である。これは本当に皆さんが困っておられ切実だ。

高齢になると新陳代謝が悪くなる。薬も、40〜50代の成人と飲む量は同じな訳はないと思うのだが、そのあたりを考えてきちんと処方してくださるお医者様はごく少数の様子。お医者様よりも、介護家族の方がよほど勉強しているのではないだろうかと思うほど真剣な薬の体験と情報が飛び交う。

群青は認知症の薬に対しては、経験なく、無知なのだが代表的ないくつかはわかるようになりはした。 今年は認知症介護者の会にもっと顔を出したいと思う。詳しくはまた追って取り上げていきます。
○○○○
さて、昨日の読売新聞で、ちょうど薬の副作用に関する記事が出ていました。こっちの方も是非読んで頂きたい〜。

副作用情報(4)患者がネットで直接報告
www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=58288

今年3月26日、患者から直接、副作用の報告ができる新しい制度がスタートした。薬と医療機器の審査や安全対策を担う独立行政法人「医薬品医療機器総合機構(PMDA)」が運用するもので、患者や家族が、インターネットで報告できる。試行段階だが、1か月で64件の報告が集まった。(読売新聞5月5日医療ルネッサンスより)

新しい試みですが、どうなっていくのか気になるところです。

(群青亜鉛:ぐんじょうあえん:Illustrator)

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楽に座れる人・膝が曲ってしまう人(脚の屈曲拘縮への対応9)

5月 04 2012 | 人の身体と動作 | コメントはココから |

脚が曲って伸びない人の座り姿勢と、股関節90度膝90度に保てる人の座り姿勢

座り姿勢_脚の屈曲拘縮と、通常の座り姿勢の対比


ずっと、屈曲拘縮への対応〜ということで、1〜7まで記していましたが、体のイメージがもうひとつ湧かないなぁと思い、本日はこちらを。

うちのじいちゃんばあちゃんもこんな感じよね〜と介護中のご家族の方も、うちの施設の入所者さんもこんな感じね〜と思われる介護職の方も、ヘルパーさんも、ショートステイやロングステイの職員さんも、ふんふんふ〜ん♪と読んでいただければ嬉しく思います。

>くっきょくこうしゅくとは?:関節が屈曲した形で固定されてしまい、動かすことのできなくなった状態をいいます。脳卒中による四肢麻痺や、寝たきり状態での放置によってしばしば生じます。(Web介護110番より)

イラストをご覧下さい。向かって右側は元気な時のカラダ、太ももと脊柱も90度に保て、太ももと膝下も90度に伸ばせます。一方、左側は、膝が伸びません。膝が曲ってしまって硬くなっているのです。

うちの101歳ばあちゃんは左側の感じ。こんな感じの脚にはどうしたらいいんだい?と、疑問が溢れてくるわけです。

“寝かせる時は何を気ぃつけんといかんの?”
“車椅子では脚は曲ったままにした方がいいんかしらん?”
“伸ばそうと頑張る方がいいのかしらん?”
“曲っていったら何が困るのん?”
“このまま曲っていく一方の脚はどないかならんのじゃろうか?”

皆さんが考えるきっかけや、対策をたてるきっかけにしていただければ。(つづく)

(厳密に言うと、車椅子のフットサポートには、股関節も曲って膝が90度より伸びないと足を載せることができないとのこと、、、。あら、そう言えば、フットサポートは、ちょっと前気味に着いていますね、、、。)
(群青亜鉛:ぐんじょうあえん:Illustrator)

群青*介護Blog関連記事 タグ☆屈曲拘縮

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車椅子の足元の調整(脚の屈曲拘縮への対応8)

5月 03 2012 | 福祉用具/介護機器 | コメントはココから |

車椅子のレッグレストの調整

車椅子の足元、脚が動ける様にした調整、伸ばす事を考えた調整


さて、昨日の続きです。今日のイラストは、実際のばあちゃんの車椅子の座面の状態とは異なりますが、足元の違いを分かりやすくして再度描いた分です。

4月11日の記述、膝の屈曲拘縮への対応その1、のイラストでは座面クッションの厚みがあり過ぎて、違いがわかりずらかった様ですので。

イラスト向かって左側が、一番最新バージョンの祖母の車椅子の調整です。足を自由に引けるように、クッションで対応しています。

向かって右側が、約10ヶ月前にしていただいた車椅子の調整です。このときの祖母の体の状態はまだ良かったので、足が一定以上引けないように、スネのあたる部分(レッグレストの箇所?)に、板をあてがっています。

けれど、右のような足元にしてしまうと、最終的に、脚は曲がりたくないわけですから膝に引っ張られて、どんどん滑り座り、ずっこけ座り、仙骨坐りになってしまいました。でも、一見脚は落ち着いているように見える。

そして施設であてがってくれた三角クッションも曲者でした。膝裏が引っ張られて、ずっこけ坐りをさらに助長してしまうのです。「あかんなあ〜他のものをあてがわないとなあ〜」と気付いていながらそのままにしてしまいました。

ばあちゃんの体の障がいがそんなに重くなかった10年前には、脚の屈曲拘縮はようわからんなぁ、と思っていた内容です。わからないなりに読んでいただけると、約10年後にはきっと役に経つのでは(苦笑)。次に続けます。(群青亜鉛:ぐんじょうあえん:Illustrator)

祖母の使っている車椅子は、ティルト&リクライニング機能のものです。
(車椅子の調整は、PT大渕哲也氏にしていただいておりますが、パワーリハビリ提唱者の大淵氏ではありません。)

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