目次
 
日々のおこない
その2

その1

ぼちぼち、行きまひょ。

  • 13 「車椅子はよく汚れる」
  • 12 「風邪なんて、ひいてらんない、鼻うがい 」
  • 11 「ぎょ・う・ぎ・わるい」
  • 10 「これはなかなか高度な技」
  • 09 「声を掛ける。」
  • 08 「頼むわ、母上。」

「車椅子はよく汚れる」 (00 5/17)
 

13

麻痺があるので、食べこぼしをよくするせいか、とにかく車椅子は汚れる。一番いいのは、外出から帰ってきたら、すぐ濡れぞうきんでちゃちゃっとふくこと。後々までほっておくとこびりついてとれない。まめがいちばん。

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「風邪なんて、ひいてらんない、鼻うがい」
(99年2/10)
 

12

最近ばあが風邪をひいて、長びいてる。
それまでうまくいっていた介護体制のリズムも狂う。

なんとなぁくみんな不安。こんなに雰囲気が暗くなるものなのか。
さっさ、さっさとショートステイの予約とってたのも
本当に、これでいいんやろうかと、ふと、立ち止まる。

みんなつぎつぎに風邪をひいて、当番の日にちを代わりあったりして
協力しあう。(でも、私一人に負担が懸かりそうなときは気持ちが落ち込む。)

みんなの風邪がうつっちゃ、大変。今まで風邪はよぅひいてた私。

でも今、風邪ひくわけにはいかーん。(◎_◎)


あれこれやりたいことも一杯ある。
家事も介護も、自分のやりたいこともやろうと思うと、
寝込んでなんていられない。健康第一、だぃ。

と、毎日やり始めたのが鼻うがい。

塩を入れたぬるま湯を鼻で吸い込み、口から出します。
(私は口から出す前にうがいもしちゃいます。)
ちまたでよく話題になってるんで、ご存じの方もおおいはず。

ポイントは塩を入れることと(ちょっと塩辛く感じるぐらい。)
ぬるま湯でやること。

むせることもあります。が、なれると楽々出来ます。
私のばあい、うわ、風邪ひきそう、と感じたときも、まめに
これをやって、おさまりました。

朝、起きてすぐと、寝る前と、外出して、帰ってきたとき必ずします。
たくましくいこー(^^)

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「ぎょ・う・ぎ・わるい」 (99年1/22)
 

11


「ごん!がん!ぱしぃっっ!」
ばあのクジラ足がふすまの隙間からから宙を舞う。

私がトイレにはいったら、大がいこのふすまを開ける音がする。

遠慮しぃのばあはは、トイレのタイミングを伺っている。私がトイレに入ると、
「いまだ!!」

(と思ってるかどうかはは知らんが )
障子のへりに足をひっかけ、障子を開ける。
抑制のきかない足。足首は筋肉ないから棒。さきっぽはくじらみたい。どこに行くかわからん足で、ねらいを定めて障子を蹴飛ばす。

最初は行儀わるいといっていやがってたけど、そんなこと言ってられへん。
リハビリの方が大事。

いけずの私はトイレにばあが行きたいのがわかってても、「なんか用事かー?」ばあに無理矢理しゃべらす。

「自分で何したいんか言わんかったらしらんでー(●^_^●)
ほっとくでー。 」

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これはなかなか高度な技。 (12/19)
 

10


介助してる最中にばあちゃんがきっと心の中で思ってるだろう事私が先に全部声に出して言うてしまいます

もう以前のような丁寧な介護はようせんから、申し訳ないきもちからあみ出しましたんですわ。これはなかなか高度な技、です。

「ほんまにこの孫は介助するんがぞんざいやねんから、なあ。」

「ほんまにこの孫は、いっつもいっつもしんどいしんどい言うてからに。ショートステイようさん増やしたから、前ほどしんどくないやろうに。わたしかってしんどいんやで。なんちゅう孫や。」等々。

あんまりにもぴったりばあが思うことと一緒やとと、ばあはぷーっと吹き出してしまいます。(笑)腹かかえて笑ちょる事もしょっちゅう。

多少不満におもってるだろう事も、先に代弁。あまり口に出すことの少ないばあのストレスをたまらんようにしてます。なーんてええかっこ言うけど、要するにずぼらな私のタダの言い訳です(^^)

(注)信頼関係が出来た上のやりとりなんで、冗談抜きで相手に嫌われてるときはしゃれにもなりません(^^)やめといたほうがヨロシ。笑。

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「声を掛ける。」
 

09


介護をする自分自信を励ますためにも声を掛けてます。

動く時も大きな声でせーの、とかはい、とか号令をかけます。祖母のためでもありますが、半分は自分への励ましです。疲れているときはほとんど自分のためですねえ。

立つときは、「はい、自分の足で立つよ、しっかり自分の足を使ってよ、」
「はい、脇ゆるめてーこっち向いてや、柱におでこぶつけるでー
「いたい、痛いしっぽつかまんとってー、(後ろで束ねた髪の毛のこと。)」

「自分の足、しっかり、床につけてや、ふんばってよ。」
「はい、ひざ曲げよう、曲げかた忘れたんかー。
「身体かたむいてんでー、重心こっちや、」

「そんな眉間にしわよせても、たのしないでー、」
「はい、靴下自分でぬいでやー自分で出来ることはじぶんでやろー。」など、など。

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「頼むわ、母上。」
 

08

介助するときの声は近所にかなり聞こえていると思います。特にうちの母上が、長女気質でばあに厳しく接している声は、始めて聞く人には怖いぐらいかもしれません。最初は「近所迷惑やし、いつもここに住んでるんは私らなんやから、あんまりでっかい声出さんとってよ、頼むからぁ。」などと文句言っていましたが、そんなとき、母は、「厳しく接する人もおらなあかんねん。やさしくちやほやする人ばっかりやったら、おばあちゃんのためにならへんのよ。」と言います。

確かにそうだともいえます。「頼むわあ、朝っぱらからそんなうるさい声ださんといて」と思うこと今でもしょっちゅうですが、それぞれに、それぞれのやり方があるので、、あまり干渉せんようにしてます。冗談めかして、「やめてくれー!」と言うことはありますが。やけに通 る母の声(自覚ゼロ外に筒抜けですけど、今介護やってるんだな、と思っていただけ日常の様子が伝わるのでいいんじゃないかと私はもう、開き直っています

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グリコのおまけ
 

 

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gunjoaen@hello.email.ne.jp

制作:(C)群青亜鉛
2002(改訂)

 

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