目次
 
日々のおこない
〜その1〜


その2

祖母、在宅介護中の日常の様子。
ぼちぼち、行きまひょ。

  • 07 「返事してちょーだい、ばあ。」
  • 06 「ばあはどないしたいのん?」
  • 05 「うんち、したなったら、大声で呼んでくれ〜!
          たのむ〜!!」
  • 04 「説教をたれてしまう、私、、、。」
  • 03 「ばあのリハビリ。」
  • 02 「人の出入りが多い方がいいみたい」
  • 01 「よーさんの人間で、介護するよさ。」

「返事してちょーだい、ばあ。」
 

07

ついつい一方的になりがちなんで、何らかの形で返事はしてもらう。介護するほう、されるほう、長いこと関わっていると、あ、うんの呼吸で何がいいたいのかわかるようになるのですが、そればかりだといざ、本人が外部の方とコミュニケーションをはからなきゃならないときに、うまくいかない、、、ような気がするんです。
いや、案外うまくいってるんでしょうね。心配し過ぎかな。

だからわかったら、うん、でもなんでも返事をしてもらいます。

暑かったら暑い寒かったら寒い。どこかが痛かったり調子が悪いときは具合が悪い、自分から発してもらう。一度、暖房が冷房にかわってて、部屋がめちゃめちゃ寒なってたときも、私が気付くまでじいっとがまんしとったから、「ばあ、ちゃんと大声で呼ばないかんやん!風邪ひいたらどうすんのん?」
って、つい、怒ってしまいました。(古い型のエアコンやから、暖まりすぎると自動的に送風になっちゃうんだそうです、、、。故障ではありませんでした。念のため。)

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「ばあはどないしたいのん?」
 

06


これですね、結局。

ばあちゃんが主役なんやでーと常に言ってます。
「なにしたいのん?」と聞いて、「何にも。」といわれると、困るんよね。
ばあ、何か着たい服ない?と聞いても、「別に、いまのままで、ええ。」らしい。うううむむむ。

こっちも楽しませてくれ〜ばあ〜。

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「うんち、したなったら、大声で呼んでくれ〜!
たのむ〜!!」
 

05


どうしても介護されるほうのばあちゃんは、気い使うんで、したいときに、うんち!っていえず
パットのなかにうんち、むりむり、出ちゃったりすることがあります。わたしが、忙しそうにばたばたしてるとよけい、声を掛けにくいらしくて。そしてあとで、「うん?なんか、くさいぞ。もしかして、、、ばーちゃん!!(笑)わはは!!」てことになるんですわ。「ちゃんと呼ばなあかんやんかぁ!よけい、手間かかんねんで〜。もーう。でもうんちでてよかったなあ。がはは!(笑)」ってことになります。「ばあが黙ってることが一番みんなが困るんやでぇ。」っていっつも言ってるんですけど、、、。(ばあはいつもトイレで用を足します。これまた、念のため。)

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「説教をたれてしまう、私、、、。」
 

04

「自分で表現せぇへんかったら、誰にも分かってもらえへんでぇ、自分でどうして欲しいか言わんと、しらんでぇ、ほっとくで。

と厳しいかもしれませんが、そう声かけをしています。

多少痛がってもリハビリは、やってしまいます。

専門家からすると良くないことなのかも知れませんが。

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「ばあのリハビリ。」
 

03

介護する側の気持ちで言えば、リハビリは毎日少しでもやって欲しいですねえ。いろんな方に声かけをしてもらうと、本人もやろうか、と言う気持ちになり、毎日励むようになるのですが、家人と接しているだけだと、自分の気持ちが向かないせいか、ぽたーっと寝たまんまだったりします。

みんなが元気な内はそれでも回っていくのですが、
介護する側が体調を崩すともうひとつひとつの動作が苦痛になってきます。
そしていらいらして、あたっちゃったりなんかして。ばあ、ごめんなさぁ〜い。

だから頼むからリハビリやってよと願いを押しつけてしまいます。

うーん、介護者と介護される側の意識のずれっていわれるやつですが。

ゆっくり毎日関われたらいいのですが、毎日のあれこれにばたばたとしてそうもいきません。というか、そんなばあちゃんのことばかり、かまってられないと言うのが本音なんです。

自分で目標をもって行動をおこしてほしい、と思うのですが。

目に見えて身体が回復するものではないですから、先の見えない作業だとクラクラしちゃう時もあります。年々いろいろなサービスを利用出来、ばあちゃんはますます顔色良くなり、お肌ピカピカでほんま仏さんのようです。元気になってうれしいのですが、逆に介護する側は確実にひとつひとつ年齢を重ね、年を取って行きますねん。(勿論ばあもそうなんですが。)はぁ〜。
まだ若い私が何言ってるんだ、と言われそうですが、時々エネルギー全部ばあに吸い取られてるんじゃないかと感じることがあります。あるんですよ。ほんと、ほんと。

はー、リラックス、リラックス

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「人の出入りが多い方がいいみたい。」
 

02

家の中は風通しがいい方がいいですね。

空気の循環、換気を良くすると言う意味もありますが、私は人の出入りがたくさんあるという意味で風通 しがいいと言う言葉を使っています。

人が入れ替わり立ち替わりすると、気も使いますが、
気も紛れていいですね。
いろんな人に声かけしてもらうのが一番です。

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「よーさんの人間で、介護するよさ。」
 

01

震災の時、ばあは、私に、大丈夫、大丈夫、といってました。
私は、私でそうか、大丈夫やってんな。って。


だから、ばあのことはあまり気にとめず、
散らかった部屋の後かたずけやら、水くみやら、
山ほどあるせなあかんことをやっていました。

しばらくして救援物資を持って尋ねてきてくれた
叔母にばあが最初にもらした言葉は、
「怖かったよー。」でした。

あ、ばあ、私の前やから、
心配させたらあかんって、気を使ってくれてたんや。
威厳を保ってくれたんや。

その時始めて気が付きました。
私らと一緒で、人によって出す面が違うんや、
本音、を出せる人と、出せへん人、相手によって、違うんや。

母は厳しく、ばあに接し、
叔母は遊びを交えて、ジョークもいれもって、あったかあく、ばあに接し。

私はさてさて。余裕のあるときは茶々いれもって冗談いっぱい、笑いもいっぱい。
余裕のないときは、くどくどくどくどいらいらいらいら

ああ、カルシウム、カルシウム。
勝手なもんやねえ。

他の人が当番してる時は、余裕があるので笑って接することが出来ますが。
自分のときは精一杯。きりきり、きりきり

ばあは叔母が来るときが一番リラックスしています。

それぞれ一長一短笑ったり怒ったり


ま。それでええんとちゃうかな。

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グリコのおまけ
 

 

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gunjoaen@hello.email.ne.jp

制作:(C)群青亜鉛
2002(改訂)

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